僕らはニコラ・ブーヴィエに出会った
1953年スイス。ちっぽけなフィアット500・トポリーノに乗り込み、
未知の世界へ出発した若者がいた。その名はニコラ・ブーヴィエ。
3年におよぶ自動車旅行の記録は、『世界の使い方』という一冊の本に結実した。
フランスをはじめヨーロッパの国々で熱い支持を受け、
「旅のバイブル」と呼ばれるようになったこの作品を紐解きながら、
ブーヴィエの旅を拡げ、新しい世界との出会いの先にあるものを探る
2007年10月10日発行
■ travelogue サンルイ島の祝祭日__写真=操上和美 文=新井敏記
■ essay 唯一無二の旅行記__文=鹿島茂
■ interview 『世界の使い方』をめぐって
ニコラ・ブーヴィエ、ロングインタビュー__写真=ニコラ・ブーヴィエ 訳=高橋啓
■ column ブーヴィエの言葉から 写真家になったきっかけ/コロニーの家
■ photo essay もっとも美しい場所 ブーヴィエをたどる旅__文と写真=エリック・レヒシュタイナー
■ book guide ブーヴィエ主要作品紹介/鹿島茂さんお薦めの7冊
■ chronology ニコラ・ブーヴィエ年譜
<その他のラインナップ>
・森山大道「ハワイ」
・藤原新也「日本浄土」～尾道2～
・ホンマタカシ「Our Garden」
・とーあんしやさ[琉球料理の記憶と味の物語2] 文=駒沢敏器 写真=関博
・柴田元幸翻訳叢書[EXPLORING OLD LITERARY FOREST]
第七回ジャック・ロンドン『影と閃光』 絵=板垣しゅん
・木原千佳「肖像」第七回 ジョルジェット・ジウジアーロ
・最初の一歩 第二十二回 伊藤キム「世界一周のあと」
・瀬戸照「山水踏日」 第七回 銅のみち
・星野道夫メモリアル・トーテムポールプロジェクト通信6
