駒沢敏器『山本彩香 とー、あんしやさ 琉球料理の記憶と味の物語』
“ほんとうの琉球料理”をひとりで守り抜いてきた女性がいる。今では伝説となった沖縄の名店「琉球料理乃山本彩香」の料理人、山本彩香さんだ。作家・駒沢敏器は取材を申し込んだ。それは単に琉球料理を取材するものではなかった。駒沢敏器の使命感にも似た熱意によって動き出した琉球料理の記憶と味の物語は、「とー、あんしやさ」というタイトルで2007年9月から2008年7月まで全10回にわたって雑誌『Coyote』に連載された。「琉球料理乃山本彩香」がその歴史に幕を降ろし、現役を引退してから13年、駒沢敏器の逝去から11年の歳月が経った。連載から15年の月日を経て、『とー、あんしやさ』が単行本になる。発売日は4月1日。山本彩香88歳の誕生日に決まった。
価格:
2,640円(うち税 240円)