SWITCH Vol.33 No.7 細田守 冒険するアニメーション

細田守 冒険するアニメーション



前作から3年の製作期間を経て、遂に発表される新作『バケモノの子』。

エンターテインメントの王道への挑戦。それが細田守の新たな冒険だ。

アニメーション映画の未来を一身に背負っていく作家、細田守。

その輪郭を描き出すための冒険がはじまる






SWITCH Vol.33 No.7 細田守 冒険するアニメーション

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CONTENTS

特集: 細田守 冒険するアニメーション

渋谷、センター街。薄暗い路地の入り口を前に、一人の少年が立ち止まっている。走って逃げてきたため、息が荒い。険しい顔で、路地と自分が来た方角とを交互に見比べている。行くべきか、行かざるべきか。しばしの逡巡の後、少年の顔は何かを決意した表情へと変わる。そして、目の前の路地へと一歩を踏み出していく。細田守の新作『バケモノの子』、冒頭の一シーンだ。
主人公の少年が、未知なる世界へと歩み出す瞬間。その冒険への一歩を、細田守は繊細にカットを積み重ねて描く。誰の人生にも訪れる重大な選択。その時の迷いや戸惑い、勇気。そのすべてを励ますように描く。
前作から3年の製作期間を経て、遂に発表される『バケモノの子』は、一人の少年の成長譚を軸に、子どもから大人まで、あらゆる世代に響くテーマが重層的に織り込まれ、アクションやギャグ、ロマンスなど、エンターテインメントのすべてが宝箱のように詰め込まれている。王道への挑戦。それが細田守の新たな冒険だ。
アニメーション映画の未来を一身に背負っていく作家、細田守。 その輪郭を描き出すための冒険がはじまる。


細田守 直筆絵コンテ


STORY BOARD 細田守 直筆絵コンテ

「たまらなくカッコいい」。小学生の頃、はじめてアニメーション映画の絵コンテを見た時の衝撃を、細田はそう語っている。絵コンテへの強烈な憧れが、細田の出発点だった。
監督としての今の細田にとっても、絵コンテは特に重要なものだ。一本の映画を制作する際、細田は絵コンテを100%一人で描く。その質の高さは共に映画を作ったスタッフが口々に証言している通り、画面構成、カメラワーク、キャラクターの表情や動き、シーンの雰囲気など、演出のすべてが緻密に描き込まれている。一本の映画がこの時点で既に完成している、と言ってもいい。『バケモノの子』の絵コンテは約9カ月をかけて描き上げられた。
ここにはその一部分を掲載する

ON THE STREET @ SHIBUYA


ON THE STREET @ SHIBUYA 染谷将太+広瀬すず

主人公・ 九太の青年期の声を演じた、俳優・染谷将太。
九太のパートナーとなる楓の声を演じた、女優・広瀬すず。
その2人が、『バケモノの子』の舞台となった街、渋谷へ。
一冊の本に導かれるようにして、街角で2人が出会う


『バケモノの子』ができるまで


MAKING OF “THE BOY AND THE BEAST”
『バケモノの子』ができるまで


細田守の映画づくりは、300人以上ものスタッフ、一人ひとりの才能を信頼するところからはじまる。
ストーリー、キャラクター、作画、背景、音楽、声。各パートの主要スタッフが、制作の現場を証言する


役所広司


VOICE CAST 声で命を吹き込んで

アニメーターたちが描いたキャラクターの動きに、表情に、最後に命を吹き込むのは、声を担当する俳優たちの仕事だ。
監督の細田守は、実写映画の俳優たちを起用することを好む。
今作もまた、日本映画界を代表する豪華な俳優陣が揃った

時をかける少女


GREATEST SCENES
なぜあのシーンで感動してしまうのか?


細田作品の名場面を、映像のプロ・CMプランナーの澤本嘉光がセレクト。
その映像やセリフに、なぜ心を動かされるのか。その秘密を私的に解説する


サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪


TITLE DESIGN
タイトルロゴはなぜゴシック体なのか?


細田作品の宣伝美術を手掛けてきたクリエイティブディレクターが、タイトルロゴやポスターに隠された、細田守の映画作りの姿勢を語る



【From Editor】 SWITCH編集部より今号のみどころをご紹介!!
https://www.switch-store.net/hpgen/HPB/entries/110.html

『バケモノの子』完成披露会見レポート!!
https://www.switch-store.net/hpgen/HPB/entries/107.html



contents

012
THE ADVENTURES OF HOSODA MAMORU
特集:細田守
冒険するアニメーション

014
細田守が語る「新しい映画」
016
細田守直筆絵コンテ『バケモノの子』Cパート冒頭

034
ON THE STREET @SHIBUYA
染谷将太+広瀬すず

050
柴田元幸の『白鯨』講義

056
『バケモノの子』ができるまで

058
監督が目指したのは ”王道活劇” でした
川村元気(プロデューサー)× 伊賀大介(衣装)

062
アニメーターが描く“動き”と”表情”
山下高明・西田達三(作画監督)

066
鍵は2つの世界の描き分けでした
大森崇・松洋平・西川洋一(美術監督)

070
初めはピアノ禁止令が出ました
高木正勝(音楽)

072
声で命を吹き込んで
役所広司・宮あおい・大泉洋(俳優)

082
『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみおとこの雨と雪』

084
『時をかける少女』誕生秘話 丸山正雄(プロデューサー)

086
なぜあのシーンで感動してしまうのか? 澤本嘉光(CMプランナー)

092
日本の名画と比べてみました 松嶋雅人(東京国立博物館 学芸員)

098
タイトルロゴはなぜゴシック体なのか? 金松滋(クリエイティブディレクター)

100
少女のシルエットに託された哲学 齋藤優一郎+高橋望(プロデューサー)


108
SWITCH INTERVIEW
石田千[シャンとして、ニコニコ]
文 戌井昭人 写真 浅田政志
その女性と顔を合わせるのは決まって酒の席だった。彼女はいつもシャンとしていた。
作家・石田千の人生を彩ってきた数々のエピソードを明かすロングインタビュー

116
[女優礼讃]荒木経惟 第3回 真木よう子
写真家・荒木経惟とアルマーニ、そして今をときめく女優によるコラボレーション連載。
第3回は常にパブリックイメージを更新し続ける女優・真木よう子の今に迫る

124
emmi ORGANIC CONCIERGE
安田美沙子/本道佳子/森田敦子/佐久間裕美子
多彩なゲストと共にグッド・クオリティ・オブ・ライフのヒントを探す新連載

128
Drive to the Vineyard[甲州ワインの里へ、初夏のドライブ]
ボルボV40の限定車で行く、日本が世界に誇るワイン造りの里へのショートトリップ

132
Outside CHANEL[現代を生きる女性たちのスピリット]
シャネル制作のショートドキュメンタリーフィルムが伝えるもの

―――――――――――――――――――――――――――

010
角田光代[オリオリ]
第10回 「すばらしい」2種

134
宮あおい[世界をいただきます]
第20回 ブラジル/ポンデケージョ

103
THINGS WE LOVE
NIKE/CITIZEN

138
小島ケイタニーラブとラブナイツ[歌はどこだ]
第3回「走馬灯はハイウェイ」 ゲスト:浅田政志

140 TALK OF THE TOWN
第9回 TOYOTA MIRAI@横浜スタジアム

146
TRY & ERROR
真鍋大度・ローカス/伊藤ガビン・クリエイターのサバイバル術
tomad・彼女は私の夢の女の子です

150
小泉今日子[原宿百景]
第96回 東郷神社

158
谷川俊太郎 下田昌克[恐竜がいた]
第10回 スティギモロク

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