SWITCH Vol.35 No.9 現代俳優考――何故その役は彼でなくてはならなかったのか
映画監督の是枝裕和は俳優・役所広司の芝居についてこう話していた。
「役者ってなんだろう」といつも考えてしまうんです。役作りってなんだろうとか、
リアリティってなんだろうとか。そもそも本当じゃないのに、本当らしく感じられる
お芝居ってなんなんだろうと、すごく根本的なことをいつも考えるんです――
「本当じゃないもの」を、本当らしくたらしめるもの。それが俳優の存在である。
映画監督は俳優に何を求めるのか。俳優はそのために何ができるのか。
「俳優」という職業にいまあらためて正面から向き合った映画特集
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1,100円(うち税 100円)